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技能工の不足

2011.11.04

建設業界は現在、技術者の不足及び高齢化に悩まされている。国上交通省の建設労働需給訓査によれば、一九九八年から二〇〇四年までは国内建設工事の減少にともない、技能工は過剰であった。しかし、国内民聞建設工事が本格的に回復しはじめた二〇〇五年以降は、一転して技術者不足になっている。それにともない労務費は増加傾向にあり、建設各社の収益を圧迫する要因の一つとなっている。建設投資市場がピーク時の約六〇%にまで減少しているのに対し、建設業許可業数や建設業就業者数はピーク時の約八〇%にまでしか減少していない。

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マクロな数値から見ると、国内建設市場は相変わらず供給過剰にあることは事実である。しかしながら、現場では技能工の不足にあえいでいるのは、なぜであろうか。そこには、需給のミスマッチがあるのではないかと考える。つまり、技術を持った優秀な熟練工や将来性のある若い技能工が不足しているうえ、一部プロジェクトにおいて規模が大型化しているため、たった一つのプロジェクトで全国の技能工の需給バランスが崩れてしまうようなケースが出はじめている。技能工不足の問題は、労働環境が改善し、人職者が増えないかぎりは解消されない。今後、業界全体として3K(きつい・汚い・危険)のイメージを改善していくとともに、外国人も含めた人材確保に本格的に取り組むべきではないだろうか。