建て主検査は、全業者を出席させるべきです。建て主からの指摘事項は弁解できません。直さなければ、最終金の入金に影響してきます。そのことについては、業者に良く理解させておく必要はありません。そもそも、元請けと業者との関係は上下の関係ではありません。工事管理担当者が業者に工事を発注しようとしても、発注金額の点とか工期の点で、彼らは簡単に同意をしていない様子を考えてみて下さい。業者も元請けの会社も同等の立場で同一のお客様を相手にして商売をしていると思いませんか。お客様に対する窓口を元請けの会社が行なうというルールであって、業者は建て主と直接の交渉折衝はしてならないということを、上下関係と混同して考えてはいけません。それに、元請けは下請けの面倒を見なければならない、という建設業法は現代に適法しなくなったと思うのです。少なくとも、平成不況の時代には元請けが下請けの面倒を見る余裕はなく、元請けがどんどん倒産していったのです。元請けという言い方も少し変です。単に建て主に対する窓口の立場が工事請負契約を行ない、建物施工の管理を行ない、工事代金を代表して頂く立場が元請と言われているに過ぎません。会社は全業者の代表者です。会社が業者より上ということはないのです。建設業を営む商売人として、立場は50%と50%です。仕事は業者職人が行ないました。その仕事についての品質検査が建て主検査です。その検査の結果、手直し工事が発生したのですから、業者職人は無償で手直し工事をするのが義務であり、その手直し工事が終わらないと工事残金は建て主から集金することができないのですから、業者は、会社が建て主から集金ができるまで待たせるべきですし、彼らは待つべきです。
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