競売以外に不動産を安く購入する方法に、任意売却がある。任意売却というのは競売申し立てされた物件を、通常市場で売却する方法である。債務者にとってはメリットのある方法で、あまりにも競売物件が増えている現状からも、もっと推奨されていいと思う。通常市場売却の狙いは、もちろん競売価格よりも高く売ることにある。したがって、競売で購入するよりは割高になる。一般不動産の八割程度となり、競売よりは一割から二割は高くなる。
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しかし、競売とは違い確実に入手できること、占有者が確実に立ち退く(ほとんどか所有者が占有している)安全性にある。任意売却は抵当権者・債権者が同意する必要があり、同意がなされれば抵当権は抹消されて綺麗な状態で売りに出される。これにより債務者はより多くの収入を得ることになり、それを債務者に支払うことで債務の圧縮が可能になる。ほとんどの場合、競売では債務がゼロになることはなく、不動産を失った上さらなる債務に悩むが、任意売却を行えば、残債務も減った上に分割払い交渉も可能になる。購入する側にとって問題なのは、競売物件と違って公告されることがなく、差し押さえ直後や競売開始直前の短期間しかタイミングがない点にある。