バブル全盛の時に、値上がりが激しかったのは、何といっても首都圏、それに大阪圏だった。とくに首都圏において、三〇〇〇万円から四〇〇〇万円台のファミリーマンションは中古でも探すのが困難で、「新幹線通勤」などという流行語ができたくらいである。しかし、今ではそんな遠くに行かなくても、通勤圏内に三〇〇〇万円台のマンションがいくらでも供給されており、この新幹線通勤という言葉も死語になりつつある。たとえば、平成六年の初め、横浜市の上大岡という地域で四LDK、七三・八平方メートルの新築マンションが、三五八〇万円という今までだととうてい予想だにできなかった値段で売り出された。最近の傾向を見ると、これまでは億ションの供給地域であったところでも、手ごろな物件が出ている。それだけ業者も、割安で供給し売れ残りをなくそうと必死なのだ。とくに東京では、都心に近く割安物件が供給されることで有名な埼京線沿線において、平成七年から八年にかけて三〇〇〇万円台の優良マンションが続々と供給される予定になっている。また、西武池袋線、横浜線などでも続々と割安の優良物件の販売予定があり、頭金さえ用意すれば、誰でも通勤圏内に新築のマンションを買うことができるのである。
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